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香箱蟹とは、北陸地方で獲れる雌のズワイガニです。
小ぶりで身も少ないですが、とてもジューシーで甘みがあり、石川県金沢市では人気の蟹です。

何と言っても外子・内子が美味しいのです。外子とはお腹の中にある卵で、プチプチした食感を楽しめます。
内子は甲羅にあるオレンジ色の未成熟卵で、カニミソに包まれており、濃厚な味わいが魅力です。

そして、カニミソにはコクと旨みが凝縮されており、まったりとした甘みが口の中に広がります。
色んな味と食感が味わえる香箱蟹には無駄がないのです。
由来は子を持っているから子箱、日本海の香りを秘めているから香箱という説がありますが、名前負けしない魅力があります。

金沢では、毎年11月に解禁となり、スーパーでも手に入りますが、近江町市場や金沢港いきいき魚市ですと、より新鮮なものがもっと安く手に入ります。
品揃えも豊富です。観光客の方には、交通の便が良い近江町市場が人気となっています。

ゆでた香箱蟹の身を、外子や内子、カニミソと一緒に食べると絶品です。お酒のあてにピッタリです。
良いだしが出るので、お味噌やお鍋にしても美味しいです。
香箱蟹は冬の楽しみの一つであります。もし、金沢に来られる機会がありましたら、ぜひ香箱蟹を堪能してください。